物流改善


2010.06.23

マースクの経営戦略転換

マースクが選択と集中による組織再編を加速しています。AP Moller-Maersk 米国
プラスチック製造子会社をMBOで売却し、食品小売子会社売却を英国企業に売却し
ました。

背景には、2009年度の世界的不況によるコンテナ事業の不採算性と多角化経営によ
る拡大戦略の見直しがあります。定期コンテナ事業重視から石油、コンテナターミ
ナル事業重視に戦略を転換しました。会計上もコンテナ輸送とターミナルを含む関
連業務を別セグメント化しています。

ちなみにコンテナターミナルの重視は日系ではNYKも同様の方針です。

2010年度、第一四半期業績は原油価格の上昇、海上運賃の上昇で20%の増収となり
ました。純利益639百万ドルで、昨年の?373百万ドルから大幅改善です。

一方でコスト削減にも取り組んでいます。グループ企業の売却はコスト削減と選択
と集中戦略の一貫です。

貨物量は2010年度5%増加の見込みです。2009年度は150万FEUの輸送量でしたが、
2010年度上半期は180万FEUの輸送量でした。特にEUアジア間は18%増加する一方、
アジア域内では70%増加と大幅増でした。

輸送量の回復に伴い、海上運賃も平均2863ドル/FEUと2009年度比で18%増加です。
特にEUアジア間で16%増加しました。太平洋航路も5月以降運賃増加見込みです。

コンテナ輸送関連業務の純利益161百万ドルです。

DaMcoは、海上23%、エアー43%、SCM7%の増加です。

APMターミナルは取扱高が8%増加しました。。オークランドターミナルの稼働開
始が大きく寄与しています。塩田国際コンテナターミナルの株式をコスコ系企業か
ら買収することで、中国事業を拡張しました。

マースク、サーフマリンが20%増加した一方、それ以外の船社が39%の大幅増加で
す。Ebitda 115百万ドル(2009年度60百万ドル)です。



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