ロジスティクス・マーケティング


2010.01.10

DBシェンカー コントラクト・ロジスティクス業務強化

DBシェンカーがコントラクト・ロジスティクスを強化するという記事がありまた。

具体的には自動車、消費財、電気、中規模産業機械の業界をターゲットに、米国、
ドイツ、中国でのコントラクト・ロジスティクス業務の受注獲得を目指しているよ
うです。いわゆる日本国内でいう3PL業務と同じ意味ですが、グローバル性の点
で広がりが大きいといえます。

具体的には、強化を目指す地域での倉庫・配送業務に、同社のネットワークを活用
した、航空・海上のフォワーディングによる調達・出荷物流を行うことを目指すよ
うです。

コントラクト・ロジスティクス事業の規模については、ドイツポストの
2008年度アニュアルレポートに下記情報があります。同社のアニュアルレポートの
充実度の参考例ともなります。

コントラクト・ロジスティクス 2007年上位5社

市場規模 EUR206billion \26,780
    シェア  売上
DHL 6.4% \1,714
Ceva 1.7% \455
Kuehnes+Nagel 1.4% \375
Wincanton 1.3% \348
UPS SCM 1.3% \348
単位10億円
出典: ドイツポスト推計

DBシェンカーの戦略は、同分野の市場成長率が高いこともありますが、DHL、
Ceva、K+Nなど競合が同分野を軸に成長を続けているための競争戦略も含ん
でいると思われます。

先日、従来は日系船会社やロジスティクス企業を起用していたソニーとSECが、
共同で欧州系フォワーダーなども含めたグローバル・ロジスティクス・ビッドを行
うとの記事がありましたが、間違いなくDHL、K+Nなどを念頭に置いたことだ
と思います。

こうした企業に対抗できるだけの日系企業がどれだけ存在するのか非常に不安です
が、日系メーカーは日夜グローバルな競争にさらされています。日本のロジスティ
クス企業も船会社だけでなく、真のグローバル企業に生まれ変わるための企業戦略
とその実行が求められていると思います。





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