コントラクト・ロジスティクスの成長

K+NやCevaがコントラクトロジスティクス分野で売上を拡大しています。ドイツ
ポストやK+Nは、事業セグメントのひとつにコントラクトロジスティクスがあり
ます。ドイツポストは、グローバルプレート、サプライチェーンと同じ分野として
います。

2008年度までのK+Nについていえば、コントラクトロジスティクス業務を強化し
ていることが、好業績の大きな要因でした。2008年度だけでもサムスンやエアバス
など数多くのコントラクトロジスティクス業務の契約を獲得しております。05年か
ら08年にかけてコントラクトロジスティクスセグメントは売上高を約255%成長さ
せて、08年度4,732百万ユーロ(6151億円。130円換算)の規模をもちます。

コントラクトロジスティクスの定義ですが、期間、料金、サービス範囲などを明記
した契約に基づいて行うロジスティクスサービスです。倉庫と配送業務が絡むロジ
スティクス業務が該当する場合が多いと思いますので、実質的には日本でも多くの
ロジスティクス事業者が同分野でサービスを提供しております。ただ正式な契約書
を締結して、いるかどうかが大きなポイントです。

参考までにに契約書については国土交通省から3PL契約書ガイドラインが公表さ
れておりますので参照してください。

荷主の経営資源のコア業務への集中化、コスト削減を目的としたロジスティクス業
務のアウトソーシング化が背景としてあるものと思います。コントラクトロジステ
ィクス業務をグローバルに延ばすためには、ITの整備、幅広いワンストップサー
ビス、グローバルなサービス体制などが求められるといわれます。K+Nについて
は、事業強化のための欧州を中心とした組織再編を積極的に行いながら事業拡大を
図りました。


国際輸送コンサルティング 国際輸送管理(1)

国際海上輸送や国際航空輸送での問題点として、目先のコスト優先という点を挙げることができます。入札などで海上輸送の最安値を提示するロジスティクス事業者を最優先する企業がありますが、実際には事業者の信用性をよく吟味する必要があります。信用性とは、営業担当の信用だけではなく、その会社の荷主企業へのロイヤルティー(リスク許容度など)や実務担当者の能力、さらには下請けとなる実輸送業者や作業会社、海外法人、海外代理店の能力なども含まれます。そこまですべてをチェックすることは実際には不可能ですが、チェックリストの中には含んでおくべき点です。コスト再優先は大前提ですが、その前にチェックするべき確認事項は多数あります。


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