2011.12.10
中小企業の国際輸送管理(3)
国際海上輸送のコスト見直し策としては、
船会社の変更
ダイレクト船からトランシップ船の活用
国際海上 混載の活用
などが考えられます。
直行船は航海日数が短いので一般的には海上運賃も高めに設定されています。その点、トランシップ船は航海日数が長くなるので、フレートも相対的に割安に設定されます。
トランシップというのは、積みかえのことで、例えば東京から釜山経由で、ヨーロッパに積まれるようなことを意味します。
サプライチェーンマネジメントの考え方からは、輸送日数の長期化は全体最適に逆行しますので、納品までの期間との調整が重要です。洋上在庫となるため、在庫増加によるコスト増の要因にもなります。倉庫に眠っている在庫以外にも、輸送上の在庫は存在するのです。
またトランシップ港の混雑などで、船の遅れなどのリスクもあることもご注意ください。
従って、トレードオフがあることを認識した上で、十分にシュミレーションを行い、意思決定してください。
国際海上輸送での混載便の使用も一つのコスト削減策となります。数量があまりまとまらない場合には、コンテナ単位で運ぶよりも、混載便を利用することでコスト抑制を図ることができます。
ただし、コンテナ単位での輸送よりも、港などでの貨物の取扱作業が入るため、時間がかかり、手数料も発生することにも注意が必要です。
従って向け地ごとに、コンテナ単位での輸送と混載便での輸送の損益分岐点は異なりますので、注意深く計算して検証しながら、最適な数量を割り出す必要があります。
仕組みなどについてご質問があればお寄せください。
