LayerXが三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と合同で新会社を設立

ブロックチェーン関連事業を展開する株式会社LayerX(本社:東京都中央区、CEO:福島良典、以下:LayerX)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下:三井物産)、SMBC日興証券株式会社(本社:東京都千代田区、社長:清水喜彦、以下:SMBC日興証券 )、三井住友信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、社長:橋本勝、以下:三井住友信託銀行)と合同で、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント事業分野(以下:本事業)での協業を開始し、合同で新会社を設立することをお知らせ致します。

背景
三井物産は、日本有数の総合商社としてグローバルな事業機会の中で、様々な事業用資産を国内外に有して事業展開を行っております。また、三井物産グループでは、これまでの投資知見を活用し、不動産・インフラ等のオルタナティブ資産(※1)を対象として、多数のアセットマネジメント事業を展開しており、上場REITや米国不動産ファンドなどを合計した運用資産額は2兆円以上(※2)に上ります。

LayerXは2018年8月の設立から1年強、ブロックチェーン技術領域で複数の大手金融機関や大手事業会社へのコンサルティング及び共同事業開発プロジェクトを推進して参りました。その中でも証券化を含めた金融領域に関しては、既存ワークフローの見直しと、ブロックチェーン技術を含めたデジタル化により、透明性・監査性・法令遵守を担保しながら、効率性を飛躍的に高めることができる分野として注力して参りました。

こうした2社の強みに加え、SMBCグループの中核証券会社として、幅広いソリューションや資金調達・資産運用ニーズに応える金融商品・資産管理等の知見を持ち、発行体・投資家への豊富なアクセスを保有するSMBC日興証券と、実物資産の各種証券化受託実績が豊富で、特に不動産証券化受託残高は本邦最大であり、また株主名簿や各種受益権の原簿管理を得意とする三井住友信託銀行が参画することにより、社会的意義の大きな取組に繋がると考え、この度協業に至りました。

協業の目的
1800兆円超に上る日本の個人金融資産は、その半分以上が現預金を占め(※3)、欧米諸国と比較しても、資産運用に供されている割合は半分以下に留まり(※4)、日本国民の資産形成が重要な課題となっています。そういった環境の中で、高度な専門性をもって証券化及び資産運用機能を担うアセットマネージャー(投資運用業者)は、我が国の資本市場の活性化や国民の安定的な資産形成を実現する上で極めて重要となっております。
一方、不動産・インフラを始めとした実物資産の証券化商品の投資環境は、一部の限られた資産に対して、限られた投資家のみがアクセスできているのが現状です。これは、法制度のみならず、証券化及び期中管理のプロセス全体に複数企業が絡み、かつ非デジタルのままになっていることで高コスト体質になっていることが要因の一つであり、大きなイノベーションの余地が残されております。

本事業では、ブロックチェーン技術を活用した効率的な資金調達も視野に入れながら、アセットマネジメント機能全体のデジタルトランスフォーメーションにより、「?取引、管理、執行の各時間コストを削減」「?運用会社の透明性向上」「?ファンド設計の規格化、小口化、適切な流動性の付与」「?従来ではコスト面等で割に合わなかった投資対象の証券化」等を実現し、より多くの優良な実物資産の証券化商品を、より投資家の利益に資する形で届けることを目指します。

本事業の実現可能性を高めるため、三井物産グループの以下の企業も参画し、投資案件のソーシング・運用・ファンド組成・販売流通に関する知見を活用して、新しい金融商品組成に協力致します。

・オルタナティブ金融商品に強みを持つ三井物産オルタナティブインベストメンツ株式会社

・アセットマネジメント事業を統括する三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社
・私募REIT、ファンド事業を手掛ける三井物産リアルティ・マネジメント株式会社

・上場REIT日本ロジスティクスファンド投資法人の資産運用会社である三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社

・上場REIT投資法人みらいの資産運用会社である三井物産・イデラパートナーズ株式会社

協業の内容
今回の協業において、各社は以下の実施に関する基本合意をいたしました。

ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント会社の設立・運営
上記に係るシステム開発(※本システムは既に実証版の開発が完了)
実証ファンドの組成検討

設立会社の概要
会社名:
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(仮)

所在地:
東京都中央区を予定

代表者:
未定(三井物産から1名を予定)

設立予定時期:
2020年4月

事業概要:
ブロックチェーン技術を活用した、不動産・インフラを中心とする実物資産のアセットマネジメント事業

資本金:
未定(現時点では設立時5億円を予定)

出資比率:
三井物産 54%、LayerX 36%、SMBC日興証券 5%、三井住友信託銀行 5%

今後の見通し
規制当局との対話を重ねながら、本取組のオペレーション上の課題点・技術的改善点の検証を目的とした実証ファンドの組成を計画しております。

三井物産グループの実物資産のソーシング力及び運用力と、LayerXのブロックチェーンを含む総合的な技術力、SMBC日興証券及び三井住友信託銀行の金融商品取引、販売、資産管理のノウハウを掛け合わせることにより、次世代のアセットマネジメント事業を共創して参ります。




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